怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡

通話が切れたあとも、耳にはまだ神崎くんの声が残っていた。

放課後のキスも、夜の電話も、どっちも甘すぎる。 直接触れられていないはずなのに、声だけでこんなに胸がいっぱいになるなんて知らなかった。

こわいはずの彼は、夜になると少しだけ素直で、少しだけ甘さが増す。 そしてその甘さに、わたしはまた何度でも落ちてしまう。