最後のひと言があまりにも甘くて、わたしはまた顔をうずめたくなる。 「神崎くん」 『ん』 「電話、うれしかった」 少しだけ間があってから、神崎くんが低く答える。 『俺も』 それから、本当にやさしい声で。 『おやすみ』 「おやすみ」