怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡

『今日、いっぱい……しただろ』 最後のほうが少しだけ言いにくそうで、わたしは胸がきゅっとなった。

きっと神崎くんなりに気にしてくれていたんだ。 勢いで進みすぎていないか、ちゃんと不安になってくれていた。

「嫌じゃないよ」 わたしはすぐに答えた。

「びっくりしたし、すごくどきどきしたけど」 『うん』 「でも、うれしかった」 そう言うと、しばらく向こうが黙った。

「神崎くん?」 『……無理』 「え」 『今すぐ会いに行きたい』 その言葉に、胸が一気に熱くなる。

「だ、だめだよ」 『わかってる』 「じゃあ言わないで」 『無理なもんは無理』 「もう……」

困る。 でも、うれしい。 その両方で、どうしていいかわからない。