ベッドに座り直して、わたしはスマホを耳に押し当てた。 電話越しなのに、神崎くんの声は不思議なくらい近く感じる。
『体調は』 「もう平気。今日はちゃんと元気だったよ」 『無理してない?』 「してない」 『ほんとに』 「ほんとに」 『ならいい』
短いやり取りなのに、その確認にちゃんと安心がこもっていて、胸があたたかくなる。
少し沈黙が落ちる。 でも気まずくはない。
むしろ、相手も同じように何かを思い出している気がして、どきどきする。
『……なあ』 神崎くんが先に口を開く。
「なに?」 『今日のこと、思い出してた』 その一言で、心臓がどくんと大きく鳴る。
「っ……」 『おまえ、絶対今赤い』 「神崎くんだって」 『まあな』 あっさり認められて、余計にどきどきする。
『あのあと、帰ってから何も手につかなかった』 「え」 『おまえは』 「……わたしも」 『ほんと?』 「ほんと」
そう答えると、電話の向こうで少しだけ息を吐く音がした。
『体調は』 「もう平気。今日はちゃんと元気だったよ」 『無理してない?』 「してない」 『ほんとに』 「ほんとに」 『ならいい』
短いやり取りなのに、その確認にちゃんと安心がこもっていて、胸があたたかくなる。
少し沈黙が落ちる。 でも気まずくはない。
むしろ、相手も同じように何かを思い出している気がして、どきどきする。
『……なあ』 神崎くんが先に口を開く。
「なに?」 『今日のこと、思い出してた』 その一言で、心臓がどくんと大きく鳴る。
「っ……」 『おまえ、絶対今赤い』 「神崎くんだって」 『まあな』 あっさり認められて、余計にどきどきする。
『あのあと、帰ってから何も手につかなかった』 「え」 『おまえは』 「……わたしも」 『ほんと?』 「ほんと」
そう答えると、電話の向こうで少しだけ息を吐く音がした。



