「忘れてないよ」 「ほんとに」 「うん」 「じゃあ、俺が帰る前に何て言ったかも覚えてる?」 そこを聞くんだ、と思った瞬間、顔が熱くなる。
元気になったら続きする。
その言葉が頭の中ではっきり響く。
答えられずに黙っていると、神崎くんが小さくため息をついた。
「思い出した顔してる」 「……だって」 「何」 「神崎くん、ずるい」 「何が」 「そういうこと、ちゃんと覚えてるの」 「言ったの俺だし」
あまりにも当然みたいに返されて、また何も言えなくなる。
すると神崎くんは、わたしの頬にそっと触れた。 熱を確かめるみたいなやさしい手つき。
元気になったら続きする。
その言葉が頭の中ではっきり響く。
答えられずに黙っていると、神崎くんが小さくため息をついた。
「思い出した顔してる」 「……だって」 「何」 「神崎くん、ずるい」 「何が」 「そういうこと、ちゃんと覚えてるの」 「言ったの俺だし」
あまりにも当然みたいに返されて、また何も言えなくなる。
すると神崎くんは、わたしの頬にそっと触れた。 熱を確かめるみたいなやさしい手つき。



