短く答えてから、神崎くんはわたしのほうへ歩いてくる。
一歩ずつ距離が縮まるたびに、胸がうるさくなる。
わたしの机の前で止まると、神崎くんは少しかがんだ。 目線が近くなる。
「昨日のこと、覚えてる?」 低い声。
「……覚えてる」 消えそうなくらい小さな声で答えると、神崎くんの目が少しだけ細くなった。
「どこまで」 「どこまでって……」 「全部か」 「……たぶん」 「たぶんじゃ困る」 「困るの?」 「俺だけ覚えてて、おまえ忘れてたら立ち直れねぇ」
その言い方が少しだけ本気っぽくて、胸がきゅっとなる。
一歩ずつ距離が縮まるたびに、胸がうるさくなる。
わたしの机の前で止まると、神崎くんは少しかがんだ。 目線が近くなる。
「昨日のこと、覚えてる?」 低い声。
「……覚えてる」 消えそうなくらい小さな声で答えると、神崎くんの目が少しだけ細くなった。
「どこまで」 「どこまでって……」 「全部か」 「……たぶん」 「たぶんじゃ困る」 「困るの?」 「俺だけ覚えてて、おまえ忘れてたら立ち直れねぇ」
その言い方が少しだけ本気っぽくて、胸がきゅっとなる。



