怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡

熱が下がって学校に戻った日の朝から、わたしはずっと落ち着かなかった。

体調はもうだいぶいい。 喉の痛みもほとんどなくなったし、熱もちゃんと下がった。

なのに、別の意味で心臓が苦しい。

だって昨日のことを思い出すだけで、顔が熱くなるから。

額へのキス。 頬へのキス。 唇の端に落ちた、あのやさしい感触。

しかも神崎くんは最後に、元気になったら続きするなんて言っていた。

続きって何。 考えなくてもわかるのに、考えるたびに胸がどきどきして、まともに顔を上げられなくなる。

教室に入ると、美優がすぐにこっちを見た。