次に目が覚めたとき、部屋は少し薄暗くなっていた。 熱もさっきより楽で、頭も少しすっきりしている。
ベッドの横を見ると、神崎くんがまだ椅子に座っていた。
「起きたか」 「……まだいたの?」 「いるって言っただろ」 「ほんとにいた」 「疑ってたのかよ」 少し呆れた声なのに、どこか安心したみたいな顔をしている。
「気分は」 「さっきよりまし」 「ならよかった」
神崎くんはそう言って、ペットボトルの水を渡してくれた。 そのあと、わたしの前髪をまた整えるみたいに触れる。
「熱、少し下がったな」 「神崎くんのおかげかも」 「看病の効果?」 「キスの効果」 冗談みたいに言ったのに、神崎くんはぴたりと止まった。
「……それ言う?」 「だめだった?」 「だめじゃねぇ」 「じゃあ」 「帰したくなくなる」
また同じことを言う。 でも今度は、その声が前よりもっと甘かった。
「元気になったら」 神崎くんが少しかがむ。
ベッドの横を見ると、神崎くんがまだ椅子に座っていた。
「起きたか」 「……まだいたの?」 「いるって言っただろ」 「ほんとにいた」 「疑ってたのかよ」 少し呆れた声なのに、どこか安心したみたいな顔をしている。
「気分は」 「さっきよりまし」 「ならよかった」
神崎くんはそう言って、ペットボトルの水を渡してくれた。 そのあと、わたしの前髪をまた整えるみたいに触れる。
「熱、少し下がったな」 「神崎くんのおかげかも」 「看病の効果?」 「キスの効果」 冗談みたいに言ったのに、神崎くんはぴたりと止まった。
「……それ言う?」 「だめだった?」 「だめじゃねぇ」 「じゃあ」 「帰したくなくなる」
また同じことを言う。 でも今度は、その声が前よりもっと甘かった。
「元気になったら」 神崎くんが少しかがむ。



