「知ってる」 「ほんとは接客中も連れて帰りたかった」 「それは困るよ」 「わかってる」 「えらいね」 「だから子ども扱いすんなって」
少しむっとした声なのに、目は甘い。
「でも」 神崎くんがわたしをまっすぐ見つめる。
「おまえが俺だけ見てくれるたび、安心した」 「……うん」 「好きって言われたのも、かなりきた」 「かなりって?」 「たぶん今も余裕ない」
その言葉に、胸がどきっと鳴る。
夜道は静かで、近くを通る車の音だけが遠くに聞こえる。 そのぶん、神崎くんの声がいつもより近く感じた。
「神崎くん」 「ん」 「わたしね」 「うん」 「今日、ずっとかっこいいなって思ってた」 「……またそれ」 「だってほんとだもん」 「やめろ」 「なんで」 「抱きしめるだけじゃ済まなくなる」
まっすぐすぎる答えに、息が止まりそうになる。
わたしが赤くなって黙ると、神崎くんは少しだけ困ったように笑った。
少しむっとした声なのに、目は甘い。
「でも」 神崎くんがわたしをまっすぐ見つめる。
「おまえが俺だけ見てくれるたび、安心した」 「……うん」 「好きって言われたのも、かなりきた」 「かなりって?」 「たぶん今も余裕ない」
その言葉に、胸がどきっと鳴る。
夜道は静かで、近くを通る車の音だけが遠くに聞こえる。 そのぶん、神崎くんの声がいつもより近く感じた。
「神崎くん」 「ん」 「わたしね」 「うん」 「今日、ずっとかっこいいなって思ってた」 「……またそれ」 「だってほんとだもん」 「やめろ」 「なんで」 「抱きしめるだけじゃ済まなくなる」
まっすぐすぎる答えに、息が止まりそうになる。
わたしが赤くなって黙ると、神崎くんは少しだけ困ったように笑った。



