「大丈夫?」 隣で声をかけてくれたのは美優だ。
「うん、なんとか……」 「顔ひきつってるけど」 「やっぱり?」 「してる」
美優がくすっと笑う。
そのとき、教室の前のほうから男子の声が聞こえた。
「神崎、おまえ手伝えって」 「なんで俺が」 「背高いし力あるし、装飾向いてんじゃん」 「向いてねぇよ」 「はいはい、いいから脚立持って」
ぶっきらぼうに返しながらも、結局ちゃんと手伝っているあたりが神崎くんらしい。
わたしがそっとそちらを見ると、神崎くんもこっちを見た。
目が合った瞬間、彼の視線がわたしの手元に落ちる。 接客係用の白いエプロン。 それから胸元につけるリボン。
数秒の沈黙のあと、神崎くんが近づいてきた。
「うん、なんとか……」 「顔ひきつってるけど」 「やっぱり?」 「してる」
美優がくすっと笑う。
そのとき、教室の前のほうから男子の声が聞こえた。
「神崎、おまえ手伝えって」 「なんで俺が」 「背高いし力あるし、装飾向いてんじゃん」 「向いてねぇよ」 「はいはい、いいから脚立持って」
ぶっきらぼうに返しながらも、結局ちゃんと手伝っているあたりが神崎くんらしい。
わたしがそっとそちらを見ると、神崎くんもこっちを見た。
目が合った瞬間、彼の視線がわたしの手元に落ちる。 接客係用の白いエプロン。 それから胸元につけるリボン。
数秒の沈黙のあと、神崎くんが近づいてきた。



