怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡

どうしてこの人は、わたしがいちばんほしい言葉を、いつもまっすぐくれるんだろう。

「言う」 神崎くんが、少しかがんでわたしの目を見る。

「俺はおまえが好き」 一言ずつ、確かめるみたいに。

「めちゃくちゃ好き」 頬が熱くなる。

「誰にも渡したくないくらい好き」 心臓が壊れそうになる。

「だから、次から不安になったら逃げんな」 「……うん」 「俺んとこ来い」 「うん」 「泣く前に言え」 「……がんばる」 「がんばるじゃなくて言う」 「言う……」

素直にうなずくと、神崎くんはやっと少しだけ笑った。