雪が病院に到着すると、受付を済ませて遥斗のいる病室へ向かった。
廊下を歩いていると、看護師さんが雪に声をかけた。
「奥様ですか?」
「はい……」
雪が少し緊張しながら答える。
看護師さんは、優しく微笑んだ。
「社長さん、ずっと嬉しそうにお話しされていましたよ」
「……え?」
「赤ちゃんができたんですよね。おめでとうございます」
雪の頬が一気に赤くなる。
「あ……ありがとうございます」
恥ずかしくなって、雪は少し俯いた。
看護師さんは、さらに微笑む。
「とても幸せですね」
「……はい」
雪は照れながら、小さく頷いた。
すると病室の中から、遥斗の声が聞こえた。
「雪、来た?」
「うん」
雪が病室に入る。
ベッドの上の遥斗は、雪を見るなり笑った。
「来てくれた」
「心配したんだからね」
「ごめん」
雪は遥斗のそばに座る。
「看護師さんから聞いたよ。赤ちゃんのこと、みんなに報告して回ってたんだって?」
「うん」
「嬉しかったの?」
「そりゃ嬉しいだろ」
遥斗は照れながら笑う。
「俺、父親になるんだぞ」
「……私も、お母さんになるんだね」
二人は顔を見合わせた。
雪の頬には、まだ少し赤みが残っている。
「看護師さんにも、幸せですねって言われた」
「本当に幸せだからな」
遥斗がそう言うと、雪はまた恥ずかしそうに笑った。
「もう……遥斗ったら」
病室には、二人の穏やかな笑い声が響いた。
怪我をしてしまったことは心配だったけれど――。
この日、二人にとって大切な「家族が増える」という幸せな知らせは、何よりも大きな喜びになった。
廊下を歩いていると、看護師さんが雪に声をかけた。
「奥様ですか?」
「はい……」
雪が少し緊張しながら答える。
看護師さんは、優しく微笑んだ。
「社長さん、ずっと嬉しそうにお話しされていましたよ」
「……え?」
「赤ちゃんができたんですよね。おめでとうございます」
雪の頬が一気に赤くなる。
「あ……ありがとうございます」
恥ずかしくなって、雪は少し俯いた。
看護師さんは、さらに微笑む。
「とても幸せですね」
「……はい」
雪は照れながら、小さく頷いた。
すると病室の中から、遥斗の声が聞こえた。
「雪、来た?」
「うん」
雪が病室に入る。
ベッドの上の遥斗は、雪を見るなり笑った。
「来てくれた」
「心配したんだからね」
「ごめん」
雪は遥斗のそばに座る。
「看護師さんから聞いたよ。赤ちゃんのこと、みんなに報告して回ってたんだって?」
「うん」
「嬉しかったの?」
「そりゃ嬉しいだろ」
遥斗は照れながら笑う。
「俺、父親になるんだぞ」
「……私も、お母さんになるんだね」
二人は顔を見合わせた。
雪の頬には、まだ少し赤みが残っている。
「看護師さんにも、幸せですねって言われた」
「本当に幸せだからな」
遥斗がそう言うと、雪はまた恥ずかしそうに笑った。
「もう……遥斗ったら」
病室には、二人の穏やかな笑い声が響いた。
怪我をしてしまったことは心配だったけれど――。
この日、二人にとって大切な「家族が増える」という幸せな知らせは、何よりも大きな喜びになった。

