月影に咲く、一輪の華

席に着くまでの間男の子達からチラチラ見られてたけど、そんなこと気にならないくらいに星夜が同じクラスじゃないことに落ち込んでた。

自分の席に座って机に突っ伏しそうになったら、隣の男の子から声をかけられた。

叶多「お前なんか急に落ち込んでね?」

星羅「え?」

叶多「めっちゃ元気に自己紹介してたのに今は死にそうな顔してるぞ」

星羅「いなかったの……」

叶多「は?誰が?」

星羅「私の可愛い可愛い弟が同じクラスじゃなかったんだよ!」

私のすごい落ち込みようにびっくりされてるけど、そんなことはどうでもいい!

同じ高校に通えるだけでも本当は大満足なはずなのに、まさかクラスが別になるなんて。
叔父さん……あとで絶対文句言ってやる。

星夜と離れていた一年間を思えば、同じ学校になれただけでも奇跡だけど、それでも私はできれば一日中星夜の隣にいたいのだ。

叶多「は?弟?弟って誰なんだ?」

星羅「星夜だよ!私の可愛い星夜!」

叶多「えっ星夜ってあの星夜だよな?」

星羅「どの星夜だよ!私の星夜は1人しかいないわ!」

私のキレキレのツッコミに笑いがこらえきれないらしく肩がプルプルしながら口元をおさえてる。

叶多「星夜の姉ちゃんだったんだな。まぁ隣のクラスだし後で会いに行けばいいよ」

星羅「隣のクラスなの!?あー後で会いに行かなきゃ」

叶多「お前相当なブラコンだな」

星羅「私は超絶ブラコンなんです!」

叶多「あー自覚ありか」

星羅「誇りに思ってるからね!」

叶多「お前なんから面白いやつだな。俺叶多。これからよろしくな」

星羅「私は星羅!叶多よろしくね!友達第1号だよ!」

叶多「おーそれはありがたいな。この学校、女子いないから大変だと思うけど、分からないことあったら聞けよ」

星羅「じゃあ早速聞いていい?」

叶多「早いな」

星羅「購買どこ?」

叶多「そこかよ」

星羅「お腹すいた」

叶多「……案内してやるよ」