月影に咲く、一輪の華


琉生「本当ですか!?」

星羅「うん!今日から私がお姉ちゃん!」

琉生「やった!」

琉生は嬉しそうに笑うと、私のすぐ隣までやってくる。

琉生「じゃあ、星羅さんは姉ちゃんです!」

星羅「もちろん!」

琉生「……なんか嬉しいです!」

星羅「私も弟が増えたみたいで嬉しい!」

そう言って琉生の頭を撫でる。

琉生「えへへ」

なんだろう。

この子、すごく可愛い。

弟の星夜とは全然タイプが違うけど、こういう素直な子もいいなぁ。

星羅「琉生、何か食べる?」

琉生「え?」

星羅「お腹空いてない?」

琉生「ちょっと空いてます!」

星羅「じゃあこれあげる!」

私は鞄から昨日買って余っていたお菓子を取り出す。

琉生「いいんですか!?」

星羅「うん!」

琉生「ありがとうございます、星羅さん!」

嬉しそうに受け取る琉生。

その横で、星夜がじっとこちらを見ていた。

星羅「星夜もいる?」

星夜「……いらねぇ」

星羅「そっか!」

琉生「星夜さん、これ美味しいですよ!」

星夜「……お前が食え」

琉生「はい!」

ぱくっとお菓子を口に入れる。

星羅「美味しい?」

琉生「美味しいです!」

星羅「よかった!」

私は嬉しくなって、また琉生の頭を撫でる。