月影に咲く、一輪の華

きり「男子校なのに女の子が来るって理事長に聞いた時はびっくりしたぞ。なんでわざわざ男子校に来たんだ?」

星羅「私の可愛い可愛い弟がここに通ってるからどーしても一緒に通いたくて!」

きり「お前アレだろ?ブラコンだ!」

星羅「ただのブラコンじゃないよ?超絶ブラコンなの笑」

きり「弟と通いたいからってよく来ようと思ったな。すげぇな」

星羅「そんな褒められると照れるなぁ」

きり「いや、褒めたつもりはなかったんだけどな?」

星羅「うそーん」

きりちゃんと話してたらあっという間に教室に着いてしまった。

ここが1番緊張する所だ。星夜と同じクラスなのかどうか。

運命の分かれ道すぎる!あー神様お願い!絶対星夜と同じクラスがいい!!

きり「俺が声をかけたら入ってこいよ」

星羅「分かった!」

きりちゃんだけ先に教室に入っていって廊下に1人呼ばれるのを待ってるのはドキドキした気持ちでいっぱいだ。

仲良い子できるかな?受け入れてもらえるかな?
色々考えてるうちにきりちゃんに呼ばれた。

きり「入ってこーい」

ドアを開けるとみんな目が落ちるんじゃないの?ってくらいびっくりした顔で私の事を見てた。

きり「よしっじゃあ自己紹介してくれ」

星羅「今日から転入して来ました!星羅です!みんな仲良くしてね!」

とびきりの笑顔で自己紹介するとみんな顔を真っ赤にして
固まってるかと思ったら一気にみんな喋りだした。

ク「ええー!女の子!!」

ク「待って!めっちゃ可愛いじゃん!レベル高っ!」

みんなのリアクションがよかったから気分はいい!

星夜はいるかなって思ってクラスを見渡すと星夜がいない!!ガーンって音がつくほど落ち込んでると……

きり「星羅は窓側の1番後ろの席な?」

星羅「はぁい……」

落ち込みまくりながら言われた自分の席に向かう。