月影に咲く、一輪の華

星羅「ねぇ、はるちゃん」

遥愛「はい?」

星羅「今度いつ会える?」

遥愛「……えっと」

星羅「明日?」

遥愛「明日は学校が……」

星羅「じゃあ明後日?」

遥愛「……まだ分からないです」

星羅「そっかぁ……」

途端に、星羅の表情がしゅんとする。

遥愛「…………」

その顔を見た瞬間、遥愛は困ったように笑った。

遥愛「でも、連絡します」

星羅「ほんと?」

遥愛「はい」

星羅「絶対?」

遥愛「絶対です」

星羅「ふふっ。約束ね」

星羅は嬉しそうに笑う。

そして、また遥愛の肩へぴったり寄り添った。

そんな二人を少し離れたところから見ていた月影と朱雀。

豹牙「……なぁ」

紅蓮「ん?」

豹牙「俺らも連絡先交換しねぇ?」

瑛翔「……俺も思ってた」

來夢「今なら自然に聞けるかな」

朔夜「……どうだろうな」

黒羽「星羅は今、遥愛しか見えていない」

夜凪「…………」

刹那「……だが、聞かないままなのも嫌だな」

朧「…………うん」

星夜「じゃあ、聞けば?」

全員「…………」

星夜「何で黙るんだよ」

瑛翔「いや……」

瑛翔が星羅を見る。

星羅「はるちゃん、これ見て!」

遥愛「何ですか?」

星羅「さっき撮った写真!」

遥愛「……また見てるんですか?」

星羅「うん。可愛いから」

遥愛「…………」

また顔を赤くする遥愛。

豹牙「…………」

豹牙が頭を掻く。

豹牙「……今行くしかねぇだろ」

瑛翔「豹牙、頑張って」

豹牙「お前も来い」

瑛翔「えっ」

豹牙「一人じゃ無理だ」

瑛翔「……分かった」

二人が星羅のところへ近づく。