月影に咲く、一輪の華

みんなで購買に向かってそれぞれご飯を買った。色んなのが合ってどれも美味しそう!

絶対に全制覇しよ!

星羅「そういえばどこで食べる?」

星夜「俺らはいつも屋上でご飯食べてる」

星羅「えっ屋上!行きたい行きたい!」

星夜「分かったから早く行こうぜ」

星羅「うん!」

えへへへ。星夜とお昼ご飯〜嬉しすぎる!

いつもみたいに星夜に腕にギュッと捕まる。

星夜「だから引っ付くなって」

星羅「いいじゃーん別に」

嫌がりながらも絶対に星夜は私をはらいのけない。

ほんとに可愛い弟なんだから♡

その後ろを歩いてた來夢と叶多は二人ともびっくりしてた。

來夢「えっあれほんとに星夜だよな?」

叶多「多分な」

來夢「女嫌いな星夜がいくら姉ちゃんとはいえどあんなに引っ付かれてひきはがさないなんて。しかも嫌そうじゃないよな」

叶多「星羅がブラコンなのは今日聞いて知ってたけど星夜の方も好きなんだな」

來夢「信じられない」

二人で信じられないものを見るかのように話しながら着いてきてたけど、星夜に会った私はもう周りの声は聞こえてない。

星夜「……姉ちゃん、そろそろ離れろ」

星羅「やだ」

星夜「歩きにくい」

星羅「私は歩きやすいよ?」

星夜「俺が歩きにくいって言ってんの」

星羅「じゃあ我慢して♡」

星夜「…………」

星夜は何か言いたそうな顔をしていたけど、結局それ以上何も言わなかった。

私はそんな星夜の腕にぎゅっと抱きついたまま、隣を歩く。

やっぱり嬉しい。

朝は同じ学校に来られたことだけで嬉しかったけど、こうして休み時間にすぐ会えるのも最高だ。

高校が別だった一年間は、こうやって一緒に歩くことすらできなかったんだから。