タイプじゃないと言われたので、好きな子ができるまで恋人にしてもらいました。


(あれ? 告白……とかじゃ、ないよね?)

 妙な雰囲気に、焦り始めた。

 蓮沼くんは、慎之介と仲がいい。
 私の懸念が当たっていたら、かなりややこしいことになる。

 暑さのせいではない汗が、出てきそうになったとき。

「あのさ……俺……」

 ためらいがちに口を開いた、彼は――。


「立花さんのこと、好きなんだよね。もしよかったらなんだけど……たまに相談とか、乗ってもらえたらなー、なんて……」


 そう言うと、気恥ずかしそうに前髪を触った。