タイプじゃないと言われたので、好きな子ができるまで恋人にしてもらいました。


 修学旅行、三日目。

 朝食を終えるとすぐ、ホテルの目の前にあるビーチへ出た。

 みんな楽しみにしていた、マリンスポーツ。
 眩しいくらいの青空の下、はしゃぐ声が海から響いてくる。

 私は、少し離れたヤシの木の陰で、それを眺めていた。

 体調的には、参加しようと思えばできたのだけれど。
 結局、見学することにしたのだ。

 うちのクラスが、バナナボートに乗る番になった。
 ライフジャケットを身につけ、順番に跨っていく。

 近藤くんが、こっちに向かって大きく手を振ってきた。

 慎之介も、見えた。
 笑っている。

 その輪の中には、もちろん女の子もいる。

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