タイプじゃないと言われたので、好きな子ができるまで恋人にしてもらいました。


「…………」

「…………」

 黙ったまま、残りの繋ぎ目を補強していく。

 終わる直前。
 慎之介が、口を開いた。

「このあと、部活?」

「うん」

「何時まで?」

「たぶん、六時くらい」

「…………」

 ほんの少し間を空けたあと、慎之介は。


「終わったら……家、来て」


 日焼けした腕に顔を埋め、隠すようにしながら。
 そう、呟いた。

「……うん」

 ドキドキしながら、そっと頷いた。