一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】


「見て見てっ!!こんなにキラキラ赤く光ってるよ!綺麗じゃない?!」

「は?……赤い宝石なんだから赤く光ってあたりめーだろ」

ぶっきらぼうに「だからなんだよ?」と、不機嫌そうにする魔法使いさんに言葉を続ける。

「僕は、この赤くキラキラ光るルビーの指輪が魔法使いさんの瞳と同じぐらい綺麗に見えてるよ?」

「は?……んなわけねぇーよ、全然違ぇだろ……」

彼はルビーの赤い輝きをなんだか切なそうに見つめていて、私は今日出会った時に思ったことを口にする。

「魔法使いさんの瞳は、このルビーの指輪チョコレートと一緒でね

朝は朝日の光をいっぱいに浴びて光って
昼は太陽の光をいっぱいに浴びて光って
夜は月の光をいっぱいに浴びて光るのっ!

光によっていろんな赤で光るんだよっ?

僕は今日の昼間と今の光り方の違いを見ちゃったんだからね〜?!」

イタズラに笑う私に、全然納得しない顔の魔法使いさん。

「この指輪と同じなんて……んなわけあるか……」

「もーう!頑固なんだからっ!魔法使いさんのレッドアイ、今は月の光でとっても綺麗だよ〜?」

私は魔法使いさんの綺麗なレッドアイを見つめて「本当だよ?」とニッコリ伝えると、彼はパッと視線を逸らしてしまった。