一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】


……そうだよ!そうなんだよ!
赤い光は、すごく綺麗なんだよ!


私は、ふふんっ!と自信満々に、柱にもたれかかる魔法使いさんに近寄り一緒に隣に並ぶ。

彼の綺麗な顔を覗き込みイタズラに笑う。

「なんだよ……きもちわりぃな」

なんて言われたけれど、私は魔法使いさんのルビーの指輪が着いている手を「捕まえた!!」と、ぎゅっと包み込む。

「……はぁ?」

そんな私に眉を寄せて嫌そうな顔をする魔法使いさん。

だけれど、そんなことは気にせずに彼の手をひっぱり私たちの目の前に広げた。

露わになる、ルビーの指輪チョコレート。

「ねぇ、僕のあげたこのルビーの指輪チョコレート綺麗だと思わない?」

「……綺麗だけど……それがなんだよ」


私の行動に、わけがわからないと更に眉を寄せる魔法使いさん。

不機嫌そうだけど、今回は手を振りほどかれることはなくて、安心してその手をそのまま上に持ち上げていく。

すると、月の光を浴びてキラキラと赤く光るルビーの指輪チョコレート。