一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】


……そうよ!!!!

「……この王宮の塔まで登ればいいんじゃないの?!ふふふっ!私ってば、天才かもぉ~!!!」

塔に登れば、街も見えるし楽しそうなものも見つかるかもしれないしねぇ~!!一石二鳥〜!!

「よぉし!そうと決まれば塔に登る階段を探さなきゃっ!!」

私はやる事が決まると、部屋の扉に駆け寄り思いっきり飛び出していく。

「れっつごぉ~!!!!」


廊下に出ると迷わず窓から見えた棟の位置まで、鼻歌なんか歌っちゃったりして、廊下を突き進んでいく。

時たますれ違う騎士や執事のみなさんに挨拶も忘れない。

「ご苦労様でぇ~す!!ふんふんふ~ん」

「……あ、あぁ……誰だ……?」

そんな囁く声も、塔を目指す私には聞こえない。


暫く突き進んでいると……少しだけ人の気配が無くなってきた廊下の隅でやっと見つけた。

塔へ続く階段!!!

「み~つけたっ!!私ついてるかもぉ~!!」