一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】


この国が明るくてあんなにも活気が溢れていたのは、彼らが朗らかで優しさに溢れているからかな?

みんなを明るくできるトップ……。

やっぱり彼のお父様──現王様は、サンタさんみたいな人に違いないと思うの!

親と子は似るものでしょう?


そんな事を考えている私の隣でギル様は、小さな声で囁いた。

「まったく……お前は相変わらず人たらしだな……」

呆れたような顔をするギル様は、どこか愛おしそうに私とシルヴィオ様の様子を見守っているのだった。



メルティアーナの第一王子は、雪のように溶けちゃいそうなぐらい白くて儚い。

だけれど、感情がすぐ顔に出る姿は「次期国王」って感じでは全然なくて、なんだか頼りないけれど朗らかで優しそうな、親近感の湧く王子様だった。


私たちの挨拶は、こうして無事に幕を閉じた。

ふふふっ!挨拶大成功っ!!!