「わかってますよぉー……アル様から同行の立場を奪った以上は、しっかりお供しますからねっ!まかせてくださいっ!敵でも誰でもかかってきなさいっ!!」
拳を握って元気に息巻く私を見て、ギル様は一瞬キョトンとした顔をしたあと、耐えかねたように吹き出した。
「くくっ……、何を言い出すかと思えば本当にお前は……。まったく期待してないから安心しろ。自分の身ぐらい自分で守れるからな……くくっ」
ギル様は綺麗な指先で口元を覆うと、くすくすと肩を揺らして笑っていた。
「も〜う!!少しぐらい期待してくださいよぉ!」
私の横に並んだギル様は、ぷくっと頬を膨らませる私を見下ろし、愛おしそうに目を緩ませる。
「お前は俺の隣で楽しそうにしていればそれだけでいい……くれぐれも無茶をしてくれるなよ?お前に何かある方が、俺にとってはよっぽど重大事だからな」
私を見つめる吸い込まれそうなほど綺麗な青い瞳が大好きだ。
私の隣で優しく笑うギル様に、少しだけ見とれてしまう。



