一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】


アッシュグレーの髪の毛とレッドアイの瞳で綺麗な顔立ちをしている彼は、とっても口が悪いみたいだ。

わぁー、この世界にもヤンキーっているんだ?


「……帰れって言われても、ここどこ?」

「しらねぇー、自分でどうにか帰れや。俺は知らんやつの面倒なんて見ねぇからな」


そう言って部屋を出ていこうとする彼の腕を掴み、帰れないと困る私は必死にしがみつく。


「ちょ!!ま、まってよぉ!!」

「てめぇ!!離しやがれっ!!男の癖にひ弱そうな見た目しやがって!!男なら自分でどうにかしろよっ!!」

「ひ、ひどいっ!!……も、もう一回魔法で送ってくれたり……」

「しねぇーよ」


なんて男なのっ!!!
ここは……駄々をこねるしかないっ!!

私は彼の腕を掴むと「送ってくれるまで離さないっ!!」と、必死にしがみつく。


「なにしてんだてめぇ!!!!」