甘い初恋を、もう1度。

こっ、ここが、天才が集う場所、Ωクラス……!


結局人数はわたし込みで5人のみ。


ガラララッと、男の先生がドアを開け、全教科の教材を教卓の上にドスンと置いて、にっこにこ顔で口を開いた。


「それでは、新年度1回目の授業を始めます。……お前ら、死に物狂いで着いて来いよ!!」


「「「「「はい!」」」」」



*  *  *



――キーンコーンカーンコーン…


終わった……授業……400分ぶっ通し……キツっ……


あまりの疲労困憊(ひろうこんぱい)により、お弁当も忘れて机に突っ伏す。


「大丈夫、そこの子?疲れたよね」


三つ編みをお団子にしてまとめた髪型がよく似合う美形で、楕円形の眼鏡がよく似合う大人っぽい女の子。


「うん…あの、名前は?」


音琴(ねごと) 香羽(こはね)。」


「香羽……ちゃん?」


思ったより愛らしい名前…!


「あなたは?」


「蓮見 和恋…!」


「和恋。可愛い名前!顔通りだ」


「こはぁ〜ん」


またまたやって来たのは、肩につかないくらいのショートでストーレトのサラッサラな黒髪で、これまた美形な女の子。


「このどクソ可愛い子誰!?」


「かわっ…!?」


「和恋っていうんだって。蓮見 和恋。」


「よ、よろしくお願いします……っ」


「敬語やめてよ〜!私、直江(なおえ) 杏里(あんり)。よろしくね!」


「あん、りちゃん!」


「和恋片言なってるよ!あーあとね、じゅーりー!」


「何?杏里!」


てってっと駆け寄ってくる、茶髪ミディアムの髪を毛先だけ軽く巻いたキュートな感じで、しかも杏里ちゃんと顔が似た女の子。


「この子が、私の双子の直江(なおえ) 樹里(じゅり)!」


「よろしくねっ、えーと…」


「蓮見 和恋だよん」


「和恋!え、めっちゃ可愛い!!」


「???」


「和恋……さん?」


「わっ!どうしたの?」


「わ、私と、友だちになって……くれない?」


「もちろん!名前は?」


白瀬(しらせ) 小綾(さあや)…!」


「「「「小綾!?可愛い!!」」」」


「和恋ちゃん……顔面天使……」


「!?」


「樹里、今日お弁当にオムライス入れといたよ!」


「マ!?今すぐ食べる!?…みんなは?」


「「「「アアアアア――ッ!忘れてた!!ごはーん!!」」」」


あははははっ……


わたしの学校生活は、今は、とっても幸せです。