甘い初恋を、もう1度。

ここは、私立氷花(ひょうか)女子学院。


お隣には、私立大和海星(やまとかいせい)学園。


わたしは今日、氷花女子に入学する。


「う、うわぁっ…!」


わたしの名前は蓮見(はすみ) 和恋(かれん)


「豪華…」


そうついつい見惚れていたら……


「ちょっと、そこの君!」


「ひゃいっ!?」


お、男の人…!


言っていなかったが、わたしは極度の男嫌い。


「すみません!じゃ……きゃあ!」


走って逃げようとしたら、腕を強く掴まれてしまった。


痛い……やだっ…!


「可愛いね、名前は?」


「はっ…は?」


「だから、名前聞いてんの」


「言いませんよ」


「ふーん?」


ニヤッと笑った男の人。


「俺、彩蔵(さくら) (ひろ)。覚えておいてね、美少女ちゃんっ♪」


陽気な人……


てか、美少女って何!?


――キーンコーンカーンコーン…


あ、予鈴!


焦ったわたしは、走り出しの際に、勢いよく躓いてこけてしまった。