イッツ・ア・マジックショータイム!~変人マジシャンの華麗なる謎解き~

僕の周りに人が集まっていることにも、まったく興味がないらしい。

なんというか.........本当に自由な人だ。

そんなこんなで休み時間も半ばを過ぎたころ、

僕の周りに集まっていたクラスメイトたちが、ちらちらと隣の席を見始めた。

不意に、声のトーンを落としてひそひそと話し出す。

「あんまり関わらないほうがいいよ。

……あの子、変人だから」

「あの子?」

「そう。神宮寺久藍」

神宮寺久藍。

それが、彼女の名前らしい。

「授業中いつも寝てるし、人の名前全然覚えないし」

「料理もヤバいって聞いた」

「あと、めちゃくちゃマイペース」

ひそひそと話すクラスメイトたち。

どうやら、神宮寺さんはこのクラスではちょっとした有名人らしい。

「でも、神宮寺さんって天才なんだよ」

「天才?なんの」