君が描いた青空

「おっはよー!」

朝、わたしはガラガラッとドアを開けて教室に入った。

「めありちゃんおはよう!」

そうしたら、みんなが返事をしてくれる。

わたし、黒沢 めあり(くろざわ めあり)。私立桜井学園中等部に通っている中1だよっ。よろしくねっ!

わたしの取り柄は、めちゃくちゃ元気なこと!

実は…元天才子役なの!

"メア"っていう偽名を使って活動していたんだ。

「めありちゃーん、今回の宿題わかるっ?」

きゃぴっと可愛らしく笑う、わたしの親友の近藤乃愛。

「ふっふー。それはわたしにまかせて!」

わたしは胸をとんっと叩いた。

「えーとね。これがこうでこれがー。」

「なるほどぉ。めありちゃんありがと〜」

ぱちっとウインクして帰った乃愛に、あははと苦笑いがこぼれる。

「めあり」

「えっ?あ、爽真っ…!」

幼なじみの爽真がわたしの頭を教科書で叩いた。

「あいたっ…」

いててて、と頭を押さえながら、爽真の方をみる。