電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ

「それじゃあ、今日はこれで解散にしよっか。お互いに都合のいい日はメッセージで伝えよう」



輝くんのそんな掛け声で今日は解散となった。

☆     ☆     ☆

んー⋯⋯っ! なんだか、今日はいろいろなことがあったな⋯⋯。

紡くんに放送室に連れて行かれて、自分の歌をみんなに聞かせて。

さらには連絡先まで交換してしまった。



「えへ⋯⋯なんだか、お友だち⋯⋯みたい、だな」

「お! 千星にもついに友達ができたのかっ⋯⋯! お兄ちゃん、嬉しいぞ⋯⋯!」

「ふぇっ⋯⋯!? お、お兄ちゃん!? いつからいたの⋯⋯?」

「ちょうど今さっきだ。千星の部屋の前を通ったら嬉しそうな声が聞こえたからな」



も、もうっ⋯⋯!

ちょっとだけ驚いてしまったけど、私に友達ができたことを喜んでくれているようで、なんだか私まで嬉しくなってしまった。

あ、そうだ⋯⋯都合のいい日を伝えればいいんだっけ?
急いで私はスマホを取り出して、メッセージアプリを開いた。