電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ

「なんだか⋯⋯すごかった、です。曲も、映像も、イラストも、歌詞も⋯⋯全部全部、すごかったです」



語彙力がなくなってしまったけど、でも、そんな言葉しか出なくなってしまうほど、私は皆さんが作った曲に心奪われてしまったんだ。

なんだか、雷が直接体に落ちたような⋯⋯そんな衝撃。



「へへっ。そうだろ、そうだろ! 俺たちアポロンは、こんな曲をいっぱい作ってるんだ!」

「あぽ、ろん⋯⋯?」



し、知らない単語が出てきたっ⋯⋯。

でも、俺たちって言っているということは⋯⋯皆さんのユニット名になるのかな⋯⋯?



「⋯⋯お前、まさかアポロンを知らないのかよ⋯⋯」

「響希、知っていることが当たり前みたいな言い方になるからやめようね」

「ねいろ様、また響希が失礼なことを言ってしまい、申し訳ありません」

「あはは〜。千星ちゃん、みんな賑やかでしょ〜?」

「そう、ですね⋯⋯。でも、この賑やかさが、曲に詰まった優しさだったり、楽しさを⋯⋯伝えられるん、でしょうね⋯⋯ふふっ」