電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ

「えっと⋯⋯内緒にして、くださいっ!」



今まで叔母さんが黙っていたっていうことは、叔母さんは私と親戚だっていうことがバレたくなかったんだよね⋯⋯。

叔母さんが今まで隠してきた努力を、無下にしたくない。



「うん、音羽さんと先生の関係は内緒にしておくから。⋯⋯だから、もう頭を上げてごらん?」



輝先輩に優しく言われて、おずおずと頭を上げた。



「そんなにビクビクしなくても大丈夫だよ。僕たちはそんなこと言ったりしないから、安心してね」

「ありがとう、ございます⋯⋯」



本当に、優しいな___



「じゃあ千星ちゃん、歌聞かせてね〜! 僕たち、そこに隠れてるから〜」

「⋯⋯ぇ、今ですかっ!?」

「今以外に、いつどのタイミングがあるの〜?」



今、輝先輩の優しさに浸っていたところなのにっ⋯⋯!

少しほっぺをぷくーっと膨らませると、その様子を見ていた紡さんに笑われてしまった。



「ふふ〜。ごめんね、千星ちゃんがかわいくてついからかっちゃった」