電子の歌姫は今宵も言葉を紡ぐ

「あら、千星。今日も音楽室を使うの⋯⋯って、そこにいる人たちはどうしたの⋯⋯」

「叔母さぁん⋯⋯た、助けてぇぇ⋯⋯」

「こら。学校では音羽先生と呼びなさい」



唯一の救いでありそうな叔母さんに助けを求めたけど、やっぱりだめでした⋯⋯。

神様⋯⋯どうか私のことを見放さないでください⋯⋯。



「じゃ、あたしは職員室行ってくるから。ちゃんと帰るときには鍵を閉めておきなさいね」

「はーい⋯⋯」



いつものように叔母さんが職員室へ行って、静かになった音楽室。

紡さんたち四人は、私と叔母さんの会話の光景をぽかーんと眺めていた。

あれ⋯⋯? 今の私たちの会話、何かおかしいことでもあったのかな⋯⋯?



「千星ちゃんって、音羽先生と親戚だったんだ⋯⋯」

あっ、そっか。叔母さん、私と身内だっていうことは学校では隠しているんだっけ。

い、今私が叔母さんって呼んじゃったけど、大丈夫だっ
たのかなっ⋯⋯!?

今度会ったらお説教を食らっちゃうかもしれないっ⋯⋯あはは。