世界で一番大切な親友へ

乃愛は「うん」と微笑み、小さな口で少しずつ肉まんを齧った。


しかし、その進みはいつもよりずっと遅く、半分も食べないうちに「お腹いっぱいになっちゃった。美優、食べてくれる?」と、残りを美優に差し出してきた


「えー、いいの? ラッキー。でも、乃愛、最近本当に食が細いね。体調悪いの?」


「ううん、全然! ただ、ちょっとお昼にお弁当を食べすぎちゃっただけだよ」


乃愛はいつもの、誰もが安心してしまうような、とびきり優しい笑顔を浮かべた


その目が、ほんの一瞬だけ、何かを諦めたような深い寂しさを湛えていたことに、美優はまだ気づけなかった


帰り道の途中にある大きな公園のベンチで、二人はまた足を止めた