世界で一番大切な親友へ

「乃愛? 大丈夫? ちょっとペース早かった?」


「ううん、大丈夫! ちょっと、景色に見とれちゃって」


乃愛の額には、うっすらと汗が浮かんでいた。


いつもより少しだけ、唇の色が白いような気がした


「無理しちゃダメだよ。ほら、あそこのベンチで少し休もう」


「うん、ありがとう。美優は優しいね」


ベンチに腰掛け、冷たいお茶を飲みながら、二人はまた他愛のない話を始めた


昨日見たテレビ番組のこと。


新しくクラスメイトになった男の子のこと。


次のテストの目標点数のこと。