溺愛なんて、お断りしますっ!

「あ、あの…夕飯の支度が整いました…。」

「…。」

「で、ではっ、失礼しますっ!」

渚さんにそう言ったあと、わたしはびゅんっと去った。

こ、怖かった…。

あの人はなんていうんだろう…ダークな感じかな??

無口なんだけど…なんか懐かしいような…気のせいかな??

「音乃ちゃーん♡」

「わっ!美弥ちゃん!」

ぎゅうっと抱きついてきたのは友達の石川 美弥(いしかわ みや)ちゃん。

道に迷ってしまった時に、助けてくれて、友達になったんだ。