揺れるバスの窓から流れる景色に別れを告げ、たどり着いたのは海沿いに佇む小さなレストランだった。



気になる人を誘うチャンスだ。



「慧くん、隣に座ってもいいですか?」



奈々波が慧を誘う。



「うん。ひまりちゃんも一緒に食べよう!」



「うん! お願いします」



奈々波に誘われた慧は気になるひまりを誘った。



「玲央くん、一緒に食べたいです!」



「もちろん! お願いします!」



佐奈は第一印象の玲央を誘った。



「美愛ちゃん、隣いい?」



「はい」



翔が美愛を誘う。



「すみれちゃんお願いします!」



「うん! 柊人くん、一緒にどうかな?」



王子はすみれを誘い、すみれは柊人を誘う。



「環奈ちゃん、一緒に食べたいです」



「はい、お願いします! 優羽梨ちゃんも一緒に食べよう!」



女子が1人余る。



だから、颯真に誘われた環奈は優羽梨を誘った。



環奈の優しさだった。




それぞれ席に座った13人。



誘った人と喋る中、慧はひまりを「ちょっと、二人で話さない?」と誘った。