夕暮れ時、茜色に染まり始めた空の下、ホテルのテラスに13人のメンバーが再び集められた。
テーブルの中央に置かれた箱を見据え、全員の表情に緊張の色が走る。
スタッフ「それでは、今から夜デートに行く2組を決めるくじ引きを行います。今回は、赤いハートを引いた人が1番目に、青いハートを引いた人が2番目に、それぞれ行きたい人を誘う権利を獲得します」
ルールが告げられると、リビングの空気が一気にピリリと引き締まった。
スタッフ「引く順番は、背の順となります」
低い背の人から順に箱へと歩み寄り、1人ずつ慎重に紙を引いていく。
全員が引き終え、スタッフの合図とともに一斉に紙を開いた。
スタッフ「赤いハートを引いたのは……誰ですか?」
「……俺です」
手を挙げたのは、途中参加したばかりの龍之介だった。
そして、その直後に「あっ!」と声を上げたのは、青いハートを引き当てた佐奈だった。
スタッフ「見事ハートを引き当てた、龍之介くん、佐奈くん。それでは、順番に気になる人を誘って夜デートに行ってください。まずは、赤いハートの龍之介くんからどうぞ」
周囲の視線が一斉に集まる中、龍之介は迷うことなく、ある人物へとまっすぐ歩み寄った。
すみれは「きっと私を指名してくれるはず」と、期待に満ちた嬉しそうな笑みを浮かべて身を乗り出す。
しかし、龍之介が声をかけたのは、その隣に座っていた人物だった。
「ひまりちゃん。夜デート、一緒に行かない?」
その瞬間、周りから「えっ……!?」とどよめきが漏れた。
一番驚いていたのは、ほかならぬひまり自身だった。
え……? 龍之介くんは、ずっとアピールしてくれてたすみれちゃんを指名するって思ってたのに……どうして私……?
頭の中が真っ白になり、動揺を隠せないひまり。
そんな彼女の様子を、少し離れた場所から慧が複雑な表情で見つめていた。
そして、続いて青いハートを引いた佐奈が、嬉しそうに、でも少し恥ずかしそうに隣にいた玲央の服の裾をツンと引っ張る。
「玲央くん……私と、夜デート行ってくれますか?」
「もちろん! 行こう、佐奈ちゃん」
両思いを確かめ合ったばかりの佐奈と玲央が満面の笑みで手を取り合う一方で、龍之介の突然の指名は、ひまりの心を大きく揺さぶり、さらなる大波乱の夜へと突入していくのだった――。
テーブルの中央に置かれた箱を見据え、全員の表情に緊張の色が走る。
スタッフ「それでは、今から夜デートに行く2組を決めるくじ引きを行います。今回は、赤いハートを引いた人が1番目に、青いハートを引いた人が2番目に、それぞれ行きたい人を誘う権利を獲得します」
ルールが告げられると、リビングの空気が一気にピリリと引き締まった。
スタッフ「引く順番は、背の順となります」
低い背の人から順に箱へと歩み寄り、1人ずつ慎重に紙を引いていく。
全員が引き終え、スタッフの合図とともに一斉に紙を開いた。
スタッフ「赤いハートを引いたのは……誰ですか?」
「……俺です」
手を挙げたのは、途中参加したばかりの龍之介だった。
そして、その直後に「あっ!」と声を上げたのは、青いハートを引き当てた佐奈だった。
スタッフ「見事ハートを引き当てた、龍之介くん、佐奈くん。それでは、順番に気になる人を誘って夜デートに行ってください。まずは、赤いハートの龍之介くんからどうぞ」
周囲の視線が一斉に集まる中、龍之介は迷うことなく、ある人物へとまっすぐ歩み寄った。
すみれは「きっと私を指名してくれるはず」と、期待に満ちた嬉しそうな笑みを浮かべて身を乗り出す。
しかし、龍之介が声をかけたのは、その隣に座っていた人物だった。
「ひまりちゃん。夜デート、一緒に行かない?」
その瞬間、周りから「えっ……!?」とどよめきが漏れた。
一番驚いていたのは、ほかならぬひまり自身だった。
え……? 龍之介くんは、ずっとアピールしてくれてたすみれちゃんを指名するって思ってたのに……どうして私……?
頭の中が真っ白になり、動揺を隠せないひまり。
そんな彼女の様子を、少し離れた場所から慧が複雑な表情で見つめていた。
そして、続いて青いハートを引いた佐奈が、嬉しそうに、でも少し恥ずかしそうに隣にいた玲央の服の裾をツンと引っ張る。
「玲央くん……私と、夜デート行ってくれますか?」
「もちろん! 行こう、佐奈ちゃん」
両思いを確かめ合ったばかりの佐奈と玲央が満面の笑みで手を取り合う一方で、龍之介の突然の指名は、ひまりの心を大きく揺さぶり、さらなる大波乱の夜へと突入していくのだった――。



