翌朝。
「おはよう、日向くん」
「……!」
校門で綾花に声をかけられる。
「お、おはようございます」
「どうしたの?」
「いや、別に」
「なんか変だよ?」
「変じゃないです」
綾花は首を傾げる。
「そう?」
「はい」
二人で校舎へ向かう。
「今日も頑張ろうね」
「……はい」
いつも通り。
なのに。
日向は昨日までとは少し違う気持ちで綾花を見ていた。
――この人に、俺は告白する。
そう思うだけで、妙に緊張する。
「日向くん?」
「はい?」
「さっきからぼーっとしてない?」
「……してないです」
「してるよ笑」
綾花が笑う。
その笑顔を見て、日向も笑った。
「……先輩」
「ん?」
「今日、放課後ちょっと時間あります?」
「うん。どうしたの?」
「少し話したいです」
「分かった」
綾花は何も疑わずに頷いた。
「じゃあ、放課後ね」
「……はい」
*
放課後。
日向は教室で一人、スマホを眺めていた。
「……なんて言えばいいんだよ」
そこへ圭が入ってくる。
「何してんの?」
「告白の練習」
「うわ、重症」
「うるさい」
「で、決めた?」
「……一応」
「何て言うの?」
日向は少し考える。
「俺、綾花先輩のことが好きです」
「普通じゃん」
「普通でいいんだよ」
「まあな」
圭が笑う。
「頑張れ」
「おう」
そのとき。
教室の外から声がした。
「日向くん?」
「……!」
綾花だった。
日向は立ち上がる。
「行ってきます」
「おう」
教室を出る。
綾花が笑顔で待っていた。
「日向くん、行こ?」
「……はい」
二人で歩き出す。
夕方の廊下。
いつもと同じ帰り道。
だけど今日は。
日向にとって、いつもと同じじゃない。
――今日、俺は。
この人に、ちゃんと伝える。
「おはよう、日向くん」
「……!」
校門で綾花に声をかけられる。
「お、おはようございます」
「どうしたの?」
「いや、別に」
「なんか変だよ?」
「変じゃないです」
綾花は首を傾げる。
「そう?」
「はい」
二人で校舎へ向かう。
「今日も頑張ろうね」
「……はい」
いつも通り。
なのに。
日向は昨日までとは少し違う気持ちで綾花を見ていた。
――この人に、俺は告白する。
そう思うだけで、妙に緊張する。
「日向くん?」
「はい?」
「さっきからぼーっとしてない?」
「……してないです」
「してるよ笑」
綾花が笑う。
その笑顔を見て、日向も笑った。
「……先輩」
「ん?」
「今日、放課後ちょっと時間あります?」
「うん。どうしたの?」
「少し話したいです」
「分かった」
綾花は何も疑わずに頷いた。
「じゃあ、放課後ね」
「……はい」
*
放課後。
日向は教室で一人、スマホを眺めていた。
「……なんて言えばいいんだよ」
そこへ圭が入ってくる。
「何してんの?」
「告白の練習」
「うわ、重症」
「うるさい」
「で、決めた?」
「……一応」
「何て言うの?」
日向は少し考える。
「俺、綾花先輩のことが好きです」
「普通じゃん」
「普通でいいんだよ」
「まあな」
圭が笑う。
「頑張れ」
「おう」
そのとき。
教室の外から声がした。
「日向くん?」
「……!」
綾花だった。
日向は立ち上がる。
「行ってきます」
「おう」
教室を出る。
綾花が笑顔で待っていた。
「日向くん、行こ?」
「……はい」
二人で歩き出す。
夕方の廊下。
いつもと同じ帰り道。
だけど今日は。
日向にとって、いつもと同じじゃない。
――今日、俺は。
この人に、ちゃんと伝える。



