イケメンくんに、溺愛される。

「分かったかしら?あっ、もちろん今日からよ?じゃあね〜、いってらっしゃい〜!メッセージくれると嬉しいわ〜」

え、ええ…。

わたし、返信してないのに…。

嘘でしょ…わたしって学園一位なの!?

そんなに成績いいわけではないと思うんだけどな…。

バタンと閉じられた扉をぼうっと見つめながらそんなことを考える。

はっ!石来さんに挨拶しなきゃ!

一応、一緒に過ごすんだから!

「あっ…今日からよろしくお願いします!」

「…なあ、俺のこと覚えてる?」

ぺこっとおじぎをしたつもりが…そう問われた。

「はへ?し、知りません。ごめんなさい」

「…そっか」

覚えてる?って…わたしたち、学園以外でどこかで会ったことあるのかな?

ううーん…。わかんないな…。

「ごめんなさい」と、もう一度謝って、外を出た。

わ、わっ…。

こ、この車に乗るのっ…!?

でかくない!?

しかも新車!?

ピカピカ…綺麗…。

もしや、彼は相当なお金持ちでは?

「?どうした。乗るぞ」

差し伸べてくれた手を掴んで、車にのった。