エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

立派な造りのドアだなあ……。

一応、ノックした方がいいよね……?


___コンコンコン。


「失礼しまーす……」



そっとドアを開けると、そこには暗くて大きな部屋が広がっていた。

あれ……誰もいないの……?

一回、荷解きをするために入った方がいいと思うけど、六人一部屋って理事長先生が言っていたし、他の五人の方を待っていた方がいいかな。

そう思った私は、入って一番最初に見えたリビングと思わしき場所にある大きなソファに座った。

一度、部屋全体を見渡してみる。

リビングの奥の方には広いキッチンがあって、そのまた奥には六つのドアがあった。

キッチン大きいなあ……それもそうだよね。だって六人分のご飯を毎日作らなくちゃいけないんだもん。

とりあえず、お母さんに連絡しようかなあ。

スマホを取り出して、メッセージアプリを開く。

無事に、学園の寮に着くことができたよ……っと。

送信ボタンを押して、スマホを閉じようとしたときだった。



「…………は?」



玄関のドアの方から、低くてちょっと焦りを含んだ声が聞こえてきた。

あ、寮の方が帰ってきたのかな……?