エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

心配性のお父さんが「一人になんてさせられるわけがない!」って言い張って、寮付きの学校に編入するように言われたんだ。

すぐに編入できるところ、そして全寮制である中学校を片っ端から探したときに、一番最初に見つかった学校がここだったから、陽桜学園に編入するということを決めただけ。

だから、学校の詳細なんて知ったものじゃない。(失礼極まりない)

この説明は絶対にちゃんと聞かなくちゃっ……!



「我が学園、陽桜学園は国のエリートを輩出するために作られた、いわばエリート育成機関、というところかしら。常に結果を視覚化するために、テストごとに成績表が張り出されて、自分が学年の中でどれほど優秀かを確認することができます。最終的に、卒業時に総合評価が主席だった生徒には叶えられるものなら一つだけ望みを叶えられる、という約束ごとがあるの。みんな、自分の叶えたい願いのために必死で勉学に励んでいるわ」



自分の叶えたい願いを一つだけ叶えられる……!?

この学校、すごすぎない……?

私だったら、新しい本が欲しい、とかかなあ。



「前例としては、海外旅行や高級ホテルのビュッフェ貸し切り、などがあったわね~」

「ホテルの貸し切り!?」



例の規模が大きすぎて、思わず驚きが声に出てしまった。