その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

「蓮さん、陸さん。手をこちらに出してください」



「「はい……!」」



二人が少し震える両手を差し出すと、レイはそれぞれの凸凹な手のひらの上に、そっと漆黒の手帳を乗せた



「これを使って、これからのあなたの戦績と、私の言葉をすべて刻んでください。歓迎します」



手帳の重みとレイの温かい言葉に、二人が涙を堪えながら手帳を握りしめたその時、後ろから一ノ瀬が歩み寄ってきて、ニヤリと不敵に笑った



「蓮くん、陸くん。これからあなたたちに『黒曜』のルール、そのすべてを教えてあげます。……ですが、これは私たちだけの秘密の規律です。他の人には絶対に言わないように」



一ノ瀬のその言葉に、二人はさらに表情を引き締め、力強く頷いた



「……はい、一ノ瀬さん! 死んでも誰にも明かしません!」



こうして、新たな二つの最強の盾を手に入れた『黒曜』の伝説は、さらに加速していくのだった。