逃げ道を塞ぐように両手を突かれ、見下ろしてくる社長の瞳には、狂おしいほどの独占欲と情熱が渦巻いている。
そして─────
「んむ……っ!?」
先ほどとは比べものにならないほど、深く、激しい口づけが降ってきた。
唇を割って侵入してくる彼の舌が、口内の甘みを貪るように激しく絡みつく。
息ができないほどの熱情に流されながら、私はただ、彼がもたらす極上の快楽へと溺れていくしかなかった────……
───どれだけそうしていたのだろうか。
幾度となく繰り返される情熱的なキスに、意識が朦朧としてきた頃。
不意に視界がふわりと浮き上がり、私は彼に軽々と抱き上げられた。
ソファーからゆっくりと歩を進め、奥の寝室へと導かれる。
柔らかなベッドへと下ろされると、心地よいシーツの感触が全身を包み込んだ。
わずかに残った理性が彼の元から逃げようとするが、すぐに彼に覆い被され、逃げ道を塞がれる。
視線の逃げ場すらなく、見下ろしてくる社長の瞳には、狂おしいほどの情熱が渦巻いていた。



