───どのくらいそうしていたのか、たぶん、五分以上は経っていたんだと思う。
まどろんでいる中で、車のエアコンの音だけが聞こえていた。
そこへ唐突に響いた「コンコン」という音で、途切れかけていた意識が引き戻された。
それでもまだ完全に目が覚めなくて、どこかで“気のせいか”なんて思って寝返りを打った。
すると今度はもっとはっきりと、コンコン!と音が聞こえた。
「……ん?」
やっと目を開けて今の状況を確認しようと体を起こした瞬間。
運転席側に立つ木ノ下くんと、思いっきり目が合った。
彼がずっと窓を指で叩いていたらしい。
「───ぎゃあああぁぁぁっっっ!!!!!」
自分でも引くぐらいの絶叫を上げてしまって、反射的に口を塞ぐ。
日差しの強い窓の外で、驚いて身を引いたのか、窓の外から木ノ下くんの姿が消えた。
慌ててドアを開けると。
木ノ下くんは見たことのない顔で大爆笑していた。
「あはははははは、こ、小関さん、ちょっと、笑わせないで」
「ひ、ひどっ!」
「はっははははははは!腹痛てぇ」
あまりにも笑っているから、なんなのかとルームミラーで自分の顔を確認する。
メイクは……ギリギリ崩れてない。
でも、髪はぐっちゃぐちゃ。片方だけ外れたピアス。ブラウスもしわくちゃだった。
途端に顔に熱が集まった。
まどろんでいる中で、車のエアコンの音だけが聞こえていた。
そこへ唐突に響いた「コンコン」という音で、途切れかけていた意識が引き戻された。
それでもまだ完全に目が覚めなくて、どこかで“気のせいか”なんて思って寝返りを打った。
すると今度はもっとはっきりと、コンコン!と音が聞こえた。
「……ん?」
やっと目を開けて今の状況を確認しようと体を起こした瞬間。
運転席側に立つ木ノ下くんと、思いっきり目が合った。
彼がずっと窓を指で叩いていたらしい。
「───ぎゃあああぁぁぁっっっ!!!!!」
自分でも引くぐらいの絶叫を上げてしまって、反射的に口を塞ぐ。
日差しの強い窓の外で、驚いて身を引いたのか、窓の外から木ノ下くんの姿が消えた。
慌ててドアを開けると。
木ノ下くんは見たことのない顔で大爆笑していた。
「あはははははは、こ、小関さん、ちょっと、笑わせないで」
「ひ、ひどっ!」
「はっははははははは!腹痛てぇ」
あまりにも笑っているから、なんなのかとルームミラーで自分の顔を確認する。
メイクは……ギリギリ崩れてない。
でも、髪はぐっちゃぐちゃ。片方だけ外れたピアス。ブラウスもしわくちゃだった。
途端に顔に熱が集まった。



