ここ毎回気まずいんだよな。
話すこととくにないし。
俺は急いで終わらせて自分の部屋に戻り、学校用のリュックを背負って凛たちのところへ行く。
「琥珀、寝癖ついてるよ。」
「あ、マジ?どこ?」
「ここ、ここ。」
凛が俺の髪を触って直してくれる。
「……姉ちゃん兄ちゃん行くよ?」
「「はーい。」」
優を先頭に学校へ歩いていく。
俺たちの中学校は、優の小学校を通り過ぎた所にあるから、毎回優を見送ることになる。
「あ、優くん、おはよう!」
「おはよ。」
「音岐くん、おはよう。」
「おはよー。」
「優、おはよ!あ!凛さんもおはようございます!!」
「おはよー。」
「おはよう!」
優の学校の人たちには、「イケメン優くんの、美少女お姉さん」として、凛の存在が知れ渡っているんだよな。
あ、俺の存在も。
頬を赤らめていく男子とかマジ妬ける。
途中の駅を通り過ぎた時、一人の男子が通りかかった。
「おーっす!優!」
「あ、新おはよう。」
「お、凛センパイと琥珀センパイもおはようございまーす!!」
「おはよー!」
「おはよ」

