「あぁ、ありがとう、凛。」
「どういたしまして。」
規格的笑わない俺が微笑むのって、貴重だぞ?
まぁ、凛が予想外のことするから俺が笑っているのは普通って感じなんだけど。
「じゃあ、姉ちゃん兄ちゃんはおいといて、いただきます。」
「ゆーくん、おいていかないで!いただきまーす!」
「…いただきます。」
今日は和食だ。
米に大根の味噌汁、サバの煮焼きに、卵焼き、あとサラダだ。
うん、うまい。
凛と優の料理って節約レシピなのに、めっちゃうまいんだよな。
尊敬するわ。
卵焼きは俺の好きな甘さに微妙に調整されてるし。
バクバクと食べていく凛と、チビチビ食べている優を見る。
「ごちそうさまでしたー!」
パチン、と手を合わせて早々に食器を片付けていく凛。
「ご馳走様です。」
次に俺。
「…ご馳走様。」
最後に優という、決まった順番。
俺が洗面所に行って歯磨きをしようとすると、当然のようについてくる二人。
……俺ん家にストックされてるんだよなぁ、歯ブラシ。
洗面台の前に、いつも通り3人並んで歯を磨く。
…………気まず。

