「ふっ、くすぐったいっ......。あっ、まって、やめろって、あははははっ!!」
突然のくすぐったさに俺・吹雪琥珀は、パチっと目を開ける。
「……り、凛っ!?」
俺の鼻の先にいるのは……幼なじみの、音岐凛。
バッ!とベットから離れる。
「あははははっ!!大成功〜!」
ピースしながら足をバタバタさせる凛。
「…凛、なんでここにいるんだよ?さすがに、ベットに入ってくるのは.......。」
「えっへへー!琥珀のベット、柔らかーい!!」
って、聞いてない。
はぁ、と、ため息をつく。
…幼なじみといえど、年頃の男子のベットに入るか?
無自覚って怖いな。
凛はそういうヤツだ。
美少女で可愛くて、学校ではすごいモテてるのに、本人は気づいていない、天然鈍感バカ。
俺限定なら、ベットに入ってくるくらい、いいんだけど。
………俺の気持ちも考えて欲しい。まじで。
「凛ー。俺着替えるから出てって。」
「へ?あ、あぁごめんね。」
むくっと起き上がって部屋から出ていく凛。
ガチャリ、とドアが閉まったのを確認して。
「はあぁぁぁぁ。びっくりしたぁぁ。」
俺は今でもドキドキしている胸をおさえる。
いきなりくすぐられたからではない。
……片想いの女の子と一緒にベットにいたらドキドキするに決まってるだろ!!!

