「戦闘ゲームには誘わないからね。姉ちゃん強すぎる。カーレースのゲームならいいよ。」
「え、それ、私が弱いやつじゃん!」
プクゥと頬を膨らます。
今から行くのは、私達の幼なじみ・吹雪琥珀の家だ。
ゆーくんは、琥珀のことを「兄ちゃん」と呼んでいる。
琥珀は私と同じ、中学2年生で、同じクラス!!
私が赤ちゃんの頃からずっと一緒なんだ。
あ、琥珀はビンボーじゃないからね!
「姉ちゃん?ついたよ。」
「あ、はーい。」
若菜さん……琥珀のお母さんに渡されていた合鍵を差し込んで、鍵を開ける。
「お邪魔しまーす!」
「お邪魔します。」
ゆーくんは、台所に行って食材を確認してくれている。
私は台所を通り過ぎて、二階に上がる。
そして、あるドアの前で立ちどまった。
………さぁて、今日はどうしようかな。
ニヤリとする私。
琥珀はいつも、起きるの遅いから私が起こしてるんだけど、どうせなら驚かせたいよねぇ。
そろり、そろり、とドアを開けて、足音を立てないように、慎重に中に入っていく。
黒と白のモノトーンの部屋。
いつ見ても片付いていて、琥珀らしいや。
勉強机に垂直に置いてあるベットに目を向ける。
そこには、足が長くて、高身長な、かっこいいイケメンが。
……いいなぁ。顔がいいの。私もそうなりたい。

